骨粗鬆症(こつそしょうしょう)について
🦴 骨の密度が低くなり、もろくなることで骨折しやすくなる病気です。特に閉経後の女性に多く見られ、高齢化の進行に伴って患者数が増加しています。
1. 主な原因
ホルモンバランスの変化
閉経後のエストロゲン減少が骨の破壊と形成のバランスを崩す
栄養不足(カルシウムやビタミンD)
骨をつくる材料が不足すると、骨密度の低下に直結
加齢や運動不足
年齢を重ねることで骨の質が落ちやすく、運動量が少ないと骨への刺激が減る
喫煙や過度なアルコール摂取
骨の健康にマイナスの影響を与える生活習慣
2. 主な症状
初期には自覚症状が乏しい
骨が少しずつスカスカになっていても、痛みなどが出にくい
骨折のリスク増加
ちょっとした衝撃や転倒で脊椎圧迫骨折や大腿骨頚部骨折を起こしやすい
慢性的な痛みや姿勢の変化
圧迫骨折を繰り返すと背中が丸くなったり、身長が低くなったりする
3. 予防のポイント
栄養管理
- カルシウムやビタミンDを十分に摂る(乳製品、魚、豆腐、緑黄色野菜など)
- 日光を適度に浴びて体内でビタミンDを合成
適度な運動
ウォーキングや筋力トレーニングなど、骨に適度な負荷をかける運動
生活習慣の改善
- 喫煙を控え、過度なアルコール摂取を避ける
- 適正な体重を維持し、骨や関節への過剰な負担を減らす
4. 治療方法
⚕️ 病気の進行度や患者さんの状態に合わせて行います。
薬物療法
内服薬や注射で骨密度を高める、骨の吸収を抑える
ホルモン補充療法
閉経後のエストロゲン減少を補い、骨密度の低下を軽減
定期検診・フォローアップ
骨密度の測定を継続し、治療効果や進行状況をチェック
加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」
🏥 骨粗鬆症は、気づかないうちに進行し、骨折を引き起こしやすくなります。早めの検診と適切な予防・治療で、骨の健康を守りましょう。
加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」では、骨密度測定や生活習慣のアドバイス、薬物療法などを通じて、患者さん一人ひとりの骨の健康をサポートしています。
また、管理栄養士による食事や栄養面のアドバイスを受けることも可能です。お気軽にご相談ください。