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頚椎症性脊髄症について

首の骨(頚椎)の変形や変性が進み、脊髄を圧迫することで起こる病気です。特に60歳以上の方に多く見られ、日本人は脊柱管がもともと狭いため、脊髄症を発症しやすいといわれています。

1. 原因

頚椎の加齢変化

椎間板の変性や骨棘(こっきょく)の形成、靭帯の肥厚などが脊髄を圧迫

首への外的要因

外傷や長期間の負担が首の骨に影響

骨格の特徴

もともと脊柱管が狭い方は、神経が圧迫されやすい傾向

2. 症状

初期症状

手指のしびれや痛み、腕の痛み

進行するにつれ

  • お箸やボタンかけなどの細かい作業が難しくなる(巧緻運動障害)
  • 手足の麻痺や知覚障害
  • 排尿・排便のコントロールが難しくなる膀胱直腸障害

両側に症状が出るケースが多い点が特徴で、片側に症状が出やすい頚椎症性神経根症とは異なりますが、同時に発生する場合もあります。

3. 診断方法

1. 問診・視診

痛みの場所や生活習慣などを詳しくうかがいます。

2. 神経学的検査

首や腕の動き、感覚、巧緻運動などを調べ、症状の程度を確認

3. 画像検査(X線、MRI、CTなど)

脊髄の圧迫度合いや椎間板の状態を把握

4. 治療法

症状の強さや生活状況に合わせ、適切な治療を選択します。

保存療法

  • 薬物療法(痛み止めや消炎鎮痛剤)
  • リハビリテーション(首の負担を減らす運動、姿勢指導など)

手術療法

  • 脊髄の圧迫を解除する前方固定術や後方からのアプローチ
  • 症状が重い場合や日常生活に大きな支障があるときに検討
  • 術後のリハビリテーションも回復に重要

5. 予防方法

姿勢の意識

スマホやパソコンの使用時、首が前に出すぎないよう注意

適度な運動とストレッチ

首や肩、背中の筋肉をほぐしやすくして、負担を軽減

早めの受診

手や腕のしびれや痛みを感じたら、早めに医療機関へ相談すると進行を抑えやすくなります。

6. こばやし整形外科での対応

当院では、日本整形外科学会のガイドラインに基づいた治療を行っています。

1. 丁寧なカウンセリングと検査

症状や生活習慣を詳しくうかがい、的確な診断を目指します。

2. 保存療法の充実

薬や理学療法、必要に応じて装具などを組み合わせて症状を緩和

3. 手術が必要な場合のサポート

リスクとメリットを説明し、最適な術式を選択

術後のリハビリを通して、日常生活への早期復帰を支援

4. 経過観察とアフターケア

定期検診を行い、症状の変化に合わせて治療方針を調整

加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」

首のしびれや痛みが続くと、日常生活に大きな影響が出やすくなります。
加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」は、皆さまの健康を全力でサポートします。いつでもご相談ください。

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