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腰椎分離症について

腰椎の椎弓部に疲労骨折が生じて、骨が2つに分かれる状態です。成長期のスポーツ選手に多く見られ、腰の痛みや運動時の違和感を引き起こします。

1. 原因

成長期におけるスポーツ活動

ジャンプや回旋動作を繰り返すサッカー、バスケットボール、体操などで腰椎に大きな負担がかかる

過度な負荷

腰を反らせたりひねったりする動作が続くと、椎弓部に疲労骨折が起こりやすくなる

発症年齢

小学校高学年から大学進学時にかけてがピークで、日本人成人の約6%が腰椎分離症を経験しているといわれる

2. 症状

腰痛

運動中や運動後に痛みが増しやすい

お尻や太ももへの放散痛

腰の痛みが下肢へ広がる場合がある

腰を反らせたときの痛み

腰椎に負荷がかかる姿勢で痛みが強まることがある

3. 診断

1. 問診・視診

痛みの度合いや運動歴、生活習慣を確認する

2. 身体検査

腰の動きや姿勢をチェックして痛みが強まる姿勢や動作を探る

3. 画像検査(X線・MRIなど)

腰椎の椎弓部に疲労骨折が生じていないか、骨の状態を詳しく調べる

4. 治療法

症状や年齢、生活スタイルに合わせて治療を提案します。

安静

痛みが強いときは運動量を制限し、骨折部分の回復を促す

コルセットの使用

腰椎を安定させ、負荷を分散させる

リハビリテーション

筋力強化やストレッチで体幹を安定させ、腰への負担を軽減

手術

進行しても痛みや支障が軽度なら行わない場合が多いが、重度の場合は検討される

5. 予防

適切な運動量の調整

成長期は骨が未熟なため、無理な練習や試合の過密スケジュールを避ける

ウォーミングアップとクールダウン

筋肉や関節を十分にほぐし、疲労骨折を防ぎやすくする

体幹トレーニング

腹筋や背筋、股関節周辺の筋力を強化し、腰椎の安定性を高める

6. こばやし整形外科での対応

当院では、日本整形外科学会のガイドラインを踏まえ、患者さんの年齢や競技レベル、症状に合わせた治療を行います。

1. 丁寧なカウンセリング

スポーツ歴や現状の痛みの程度を詳しく把握し、最適な治療方針を検討

2. 保存療法を中心としたケア

安静や装具の使用、リハビリテーションを組み合わせて回復をサポート

3. 手術が必要なケースへの対応

進行度合いや症状を考慮し、リスクとメリットをわかりやすく説明

4. アフターケアと再発予防

スポーツ復帰後も体幹強化やストレッチの指導を行い、負担を軽減

加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」

成長期のスポーツは身体を鍛える良い機会ですが、無理な負荷が続くと腰へのリスクが高まります。早めに対処することで回復も早まります。
加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」は、腰の痛みやスポーツ障害に関するお悩みをしっかりサポートいたします。気になる症状があるときは、お気軽にご相談ください。

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