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腰椎すべり症について

腰の骨(腰椎)が前方にずれることで、腰痛や下肢のしびれなどを引き起こす病気です。加齢や外傷など、さまざまな要因で発生し、重症化すると日常生活に支障をきたす場合があります。

1. 原因

加齢による椎間板の変性

椎間板が劣化し、骨と骨の間が不安定になる

外傷や骨折

成長期のスポーツや転倒などで椎体の後方部分が疲労骨折を起こすと起こりやすい

遺伝的要因

家族内で発症例が見られるケースもあります

2. 症状

腰痛

立ち上がるときや長時間立ち仕事をしているときに痛みが出やすい

下肢の痛みやしびれ

神経が圧迫されると脚へ放散する痛みやしびれを感じる

歩行時の不安定感

骨のずれにより体がうまく支えられず、ふらつきが起こる

3. 分類

分離すべり症

若年層に多く、椎体の後方部分に疲労骨折が生じて前方へずれる

変性すべり症

加齢により椎間板や関節が変性し、骨がずれる

脊柱管狭窄症と合併することがあり、下肢のしびれや痛みが悪化する場合もあります。

4. 治療法

症状の強さや生活への影響によって、次のような治療を行います。

保存療法

  • 安静を保ち、コルセットの使用や痛み止めで症状を抑える
  • リハビリテーションで体幹や股関節の筋力を強化

手術療法

  • 骨のずれが重度で神経圧迫が強い場合に検討
  • ずれた骨の位置を整え、固定する手術が行われることがあります

5. 日常生活の注意点

腰に負担をかけない姿勢と動作

長時間の立ち仕事や腰を反らせる動作を避ける

適度なストレッチや運動

体幹の安定性を高め、腰椎のサポート力を向上させる

正しい姿勢を維持

デスクワーク時は椅子の高さや背もたれの角度を調整し、腰への負担を減らす

6. こばやし整形外科での対応

当院では、日本整形外科学会のガイドラインに沿った治療を行っています。

1. 丁寧なカウンセリングと検査

患者さんの日常生活や症状を細かくうかがい、的確な診断を目指します。

2. 保存療法の充実

痛み止めや装具、リハビリテーションを組み合わせ、症状緩和と根本的な改善を図ります。

3. 手術が必要な場合のサポート

骨のずれや神経圧迫の程度を見極め、適切な術式と術後リハビリを提案します。

4. アフターケアとフォローアップ

再発や悪化を防ぐため、定期的に経過を確認し、必要に応じて治療を調整します。

加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」

腰の痛みやしびれがあると、日常生活が大きく制限されやすくなります。早めの受診で状態を正確に把握し、適切な治療を進めましょう。
加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」は、皆さまの健康を全力でサポートします。気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。

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