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脊髄腫瘍について

背骨の中を通る脊髄に発生する腫瘍で、良性と悪性があります。脊髄は脳と体をつなぐ重要な神経の束のため、腫瘍が大きくなるとしびれや痛みなどの症状が出現しやすくなります。

1. 種類・原因

硬膜内腫瘍

脊髄の外側、硬膜の内側にできる腫瘍(神経鞘腫や髄膜腫など)

硬膜外腫瘍

脊髄を取り囲む膜の外側に発生し、転移性の悪性腫瘍が含まれる場合がある

髄内腫瘍

脊髄の内部にできる腫瘍(星細胞腫や上衣腫など)

腫瘍ができる原因は、遺伝的要因や他の臓器からの転移など多岐にわたります。

2. 症状

手足のしびれや感覚障害

神経が圧迫されることで、感覚が鈍くなったりチクチクと痛んだりする

筋力低下

腫瘍による神経障害が進むと、手足に力が入りにくくなる

背中・腰の痛み

腫瘍が大きくなり、脊髄や神経根を圧迫することで痛みが増す

歩行障害

下半身の筋力やバランスが乱れ、歩きづらさやふらつきが出る

排尿・排便の問題

神経が影響を受けるとコントロールが難しくなる場合がある

3. 診断方法

1. 問診・視診

痛みやしびれの場所、期間、進行度合いを詳しくうかがいます。

2. 神経学的検査

筋力や感覚、反射の状態を調べ、神経障害の程度を確認

3. 画像検査(MRIやCTスキャンなど)

腫瘍の位置や大きさ、硬膜内外・髄内かどうかを把握し、治療方針を立てるのに重要

4. 治療法

こばやし整形外科では、腫瘍の種類や大きさ、患者さんの全身状態に合わせた治療を提案します。

手術

  • 腫瘍を可能な限り摘出して神経の圧迫を除去
  • 良性腫瘍であれば、全摘出後の再発リスクは低いとされる

放射線治療

  • 手術が困難な場合や悪性腫瘍に対して検討
  • 腫瘍の増大を抑えたり、症状を緩和する目的

化学療法

  • 悪性腫瘍の性質に応じて行われる
  • 放射線治療との併用で効果を高めることがある

5. 予後

良性腫瘍

  • 手術で腫瘍を取り除けば、再発リスクは比較的低い
  • 回復後にリハビリや定期的な経過観察を続けると安心

悪性腫瘍

  • 増殖の速さや転移の可能性があるため、治療の難易度が高い
  • 化学療法や放射線治療との併用で進行を抑える

6. こばやし整形外科での対応

当院では、日本整形外科学会のガイドラインに沿った診療を行っています。

1. 丁寧なカウンセリングと検査

症状や生活習慣を詳しくうかがい、必要な画像検査や神経学的検査を実施

2. 保存療法・手術療法の選択

腫瘍の性質や患者さんの希望を考慮し、最適な治療法をわかりやすく提案

3. リハビリテーションのサポート

神経機能の回復を目指し、専門スタッフが適切なプログラムを作成

4. 長期的な経過観察

再発や合併症の早期発見のため、定期的な診察と検査を行う

加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」

背中や腰の痛み、しびれなどが続くときは、神経の圧迫が隠れている可能性があります。早期の診断と適切な治療が回復への近道です。
加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」は、一人ひとりに合った最適な治療と長期的なケアを提供しています。いつでもご相談ください。

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