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側弯症について

背骨が左右どちらかに弯曲する状態です。正面から見ると、背骨がまっすぐでなくS字やC字のように曲がって見えます。特に成長期の子どもや思春期の女子に多く、原因は特定できない「特発性側弯症」が大半を占めます。

1. 原因

特発性側弯症

はっきりした原因は不明だが、遺伝や成長期のホルモンバランスなどが関与すると考えられる

先天性の骨の奇形

生まれつき背骨の形に異常があり、曲がりが生じる

神経性・筋原性

脳や神経、筋肉の病気による姿勢の乱れで背骨が曲がることがある

2. 症状

姿勢の変化

肩の高さや腰のくびれに左右差が出る

背中や腰の痛み

曲がりが強いほど筋肉や関節への負担が増え、痛みが出やすくなる

呼吸機能への影響

重度の場合、肋骨や肺を圧迫して呼吸がしづらくなる可能性がある

3. 診断と治療

1. 問診・視診

肩の高さや背中の形、姿勢をチェックし、左右差や湾曲の程度を把握する

2. X線検査

背骨の角度(コブ角)を計測し、病状を客観的に判断

3. 治療方法

  • 経過観察:軽度の湾曲で進行が少ない場合
  • 装具療法:成長期にコブ角が25度以上で進行リスクがあるとき
  • 手術療法:40度以上の重度の湾曲や内臓に影響が出始めた場合に検討

4. 側弯症の進行と影響

思春期に多い

とくに女子に多く、男子の5〜8倍の頻度

呼吸障害や心不全のリスク

進行すると内臓を圧迫し、呼吸や心臓の機能に影響が出ることもある

早期発見が重要

学校検診や家庭での前屈テストで左右差に気づいたら整形外科を受診

5. 日常生活への影響と注意点

姿勢を保つ工夫

長時間の悪い姿勢や片側だけに負荷をかけるスポーツは避ける

適度な運動やストレッチ

体幹の筋力を維持し、背骨をサポートしやすくする

定期的な検査

成長期は背骨が急に曲がりやすいため、医師の指示に従い定期的に受診

加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」

早期発見・早期治療が重度への進行を防ぐポイントです。気になる姿勢の乱れや左右差がある場合は、専門医に相談すると安心です。
加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」は、一人ひとりに合わせた治療とサポートを提供しています。お気軽にご相談ください。

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