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ロコモティブシンドローム(ロコモ)について

運動器(骨・関節・筋肉・神経など)の機能が低下し、歩行や立ち上がりが困難になる状態です。日本整形外科学会が提唱し、高齢者を中心に多くみられますが、生活習慣や運動不足が原因で若い世代にも起こる可能性があります。

1. ロコモの原因

加齢による筋力や骨密度の低下

年齢を重ねるにつれて筋肉や骨が弱くなり、体を支えにくくなる

運動不足や偏った生活習慣

日常的に動く機会が少ないと筋力低下が進みやすい

病気や関節の疾患

  • 変形性膝関節症、骨粗鬆症、脊柱管狭窄症などが進行すると、痛みや運動制限が強まる

2. ロコモの主な症状

歩く速度が遅くなる

足腰が弱り、転びやすくなる

階段の昇り降りがつらい

膝や腰に負担がかかり、痛みや不安定感が出る

立ち上がる動作でふらつく

椅子や床から立つとき、バランスを保ちにくい

日常生活の動作が困難

洋服の着脱や家事などで疲れや痛みを感じやすい

これらの症状が進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高まります。

3. 予防と対策

早めの取り組みが進行を抑え、生活の質を保つために大切です。

定期的な運動習慣

  • 筋力トレーニング(スクワット・片脚立ちなど)や有酸素運動(ウォーキングなど)
  • ロコモ予防のために提唱されている「ロコトレ」を取り入れる

バランスのよい食事

カルシウムやビタミンD、タンパク質をしっかり摂り、骨や筋肉を強化

生活環境の見直し

転倒を防ぐために床の段差をなくしたり、手すりを設置する

定期的な健康チェック

整形外科での受診や「ロコチェック」で早期にサインを見つける

4. ロコモに関連する主な疾患

変形性膝関節症

膝の軟骨がすり減り、痛みや変形が起こる

骨粗鬆症

骨密度が低下して骨折しやすくなる

脊柱管狭窄症

神経が通る背骨の空間が狭まり、足の痛みやしびれを引き起こす

これらの疾患があるとロコモを助長し、日常生活が大きく制限されることがあります。

加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」

ロコモの兆候を感じたら、早めの対策が重要です。運動や食事など日常生活での工夫を続けることで、身体機能の維持や回復につながりやすくなります。
加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」では、運動器の健康を維持・改善するための治療やサポートを行っています。お気軽にご相談ください。

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