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ドケルバン病(親指の腱鞘炎)について

手首の親指側にある腱鞘が炎症を起こし、痛みや腫れを伴う病気です。特にスマートフォンの操作や育児、手芸など親指を頻繁に使う生活をしている場合、負担が集中して発症リスクが高まります。

1. 主な症状

親指の付け根や手首の痛み

親指を広げる、物をつかむ、力を入れる動作で痛みが増す

腫れや熱感

炎症が進むと手首が腫れ、触ると熱を帯びていることがある

握力低下や不快感

進行すると手に力が入りづらくなり、日常動作がしにくくなる

2. 原因とリスク要因

親指の使いすぎ

スマホ操作、裁縫、赤ちゃんの抱っこなどで頻繁に親指を酷使

腱鞘への圧迫や反復動作

同じ動作を長時間続けることで腱鞘に負荷がかかる

ホルモンバランスの変化

妊娠や更年期で発症しやすくなる場合がある

3. 治療方法

早期に対処すれば悪化を防ぎやすく、保存療法から手術療法まで選択肢は多岐にわたります。

1. 保存療法

  • 安静にして親指の使用を控える
  • アイシング、湿布などで痛みや腫れを抑える
  • 消炎鎮痛薬やステロイド注射で炎症を軽減
  • 装具(サポーター)で手首を固定し、腱への負担を減らす

2. リハビリテーション

親指周囲の筋力維持とストレッチで可動域を保つ

3. 手術療法

腱鞘を切開して腱の通り道を広げる方法

局所麻酔で日帰り手術が可能なことも多い

4. 予防と日常の注意点

適度な休息とストレッチ

長時間のスマホ操作や作業を避け、小まめに休憩と指のストレッチを行う

負担をかけすぎない工夫

荷物を持つときは親指だけに頼らず、他の指や手全体を活用

痛みが出たら無理をしない

我慢して使い続けると炎症が悪化するため、早めに受診して治療を始める

加須市 栗橋駅にある「こばやし整形外科」

ドケルバン病による親指や手首の痛みが日常生活に支障をきたしている場合、早期の診察と適切な治療が重要です。当院では、医師の診察を通して最適な保存療法や手術の提案、リハビリ指導を行っています。手首の不調がある方は、お気軽にご相談ください。

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